2025/03/07 18:10

いざ中国茶を楽しみたい!と思ったときに、欠かせないのが茶器です。お家にあるもので代用することもできますが、せっかくなら本格的な茶器で味わいたいもの。

本ブログでは、「中国茶を楽しむために最低限揃えるべき茶器」についてご紹介します。

私が中国茶の世界に魅了され、自分でも本格的に楽しみたい!と思ったとき、最初にぶつかった壁は「茶器がない!」ということでした。美味しいお茶を淹れるなら、本格的な器で味わいたいですよね。いわゆる、「形から入る」というやつです。でも、茶器の種類はたくさんあり、何から揃えればいいのか迷う。それに、お値段も気になるところ。

当時台湾に住んでいた私は、まず街中の茶葉や茶器の販売店へ足を運び、店員さんと相談しながら初心者向けの茶器を揃えることにしました。そのとき、一番最初に手に入れたのが 蓋碗・茶海・茶杯 の3点。この3つがあれば、初心者でもすぐに中国茶を楽しむことができます。

中国茶初心者ならまずはこの3点!

蓋碗(がいわん)
蓋碗は、蓋・茶碗・受け皿の3つから成る茶器で、お茶を淹れるのに利用します。そして茶杯(湯呑み)としても使うことができます。つまり、蓋碗は急須としても湯呑みとしても機能する優秀な茶器なのです。

磁器製のものが多く、茶葉が自由に開き香りや味をダイレクトに引き出しやすいのが特徴です。蓋をずらしながら、お茶の抽出具合を確認できるため初心者におすすめです。扱いに少しコツが必要ですが、慣れれば非常に便利で優秀な茶器です。

 

茶海(ちゃかい)
茶海は、蓋碗や茶壺(急須)から淹れたお茶を一旦移し、味を均一にするための茶器です。蓋碗や茶壷からお茶を直接茶杯に注ぐと、最初と最後で濃さが変わってしまうため、茶海を使うことで一旦味を整えます。ピッチャーとしての役割もあるため、茶杯に注ぐ際に注ぎやすいのも特徴です。


茶杯(ちゃはい)
茶杯は、お茶を飲むための小さな器です。中国茶では少しずつお茶を楽しむのが基本で、「常に温かいお茶を飲んでもらいたい」というおもてなしの心が込められているため、小ぶりなものが多いです。初心者であれば3口で飲み干せるぐらいの大きさ、お茶の色が分かりやすい内側が白いものがおすすめです。

 
初心者の方は、まずこの 蓋碗・茶海・茶杯 の3つを揃えれば、中国茶を楽しむ準備は万全。このセットがあれば、お茶を淹れ、均一にし、味わうことができます。やっとお茶を本格的に楽しめる!

そして、ここから茶器の世界にどんどんハマっていく人も多いはず。
私も例に漏れず、気づけば 茶壺、茶盤、茶則、茶托、茶針、火炉 など、どんどん茶器を買い揃えていました。

次回は、さらに本格的に中国茶を楽しむための茶器についてご紹介します!

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